今年(2017年)も、残り1ヵ月ぐらいになりましたね。
もうそろそろ新年(2018年)の予定を考え始めている人もいると思います。
新年を迎えたら、まずは1年の無事と健康を願うために初詣に行きますよね。
でも、「今年は家族や親戚に不幸があったので、初詣はどうしようかな?」なんて考えている人もいるのではないでしょうか?
そんな喪中の場合の初詣は、いつまでNGなのか気になりますよね。
本編に入る前に確認です。
神社とお寺では、違いがあるの知っていますか?
・神社は、日本古来の考え方や教えを説く神道をもとに日本の神様をまつり、祭事など行うを建物のこと。
・お寺は、仏像をまつり、仏教の教えを説く僧侶が住んでいる建物のこと。
実はこの違いを知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、このことを踏まえて本題に入っていきたいと思います!
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喪中の場合は初詣にはいけない?
喪中の場合だと初詣は、避けたほうが良いなんて聞いたことありませんか?
まず喪中について考えたいと思います。
喪中とは、亡くなった人を偲ぶ(しのぶ)期間で、悲しみを乗り越えて普段の生活に戻っていくことを言います。
※偲ぶ:懐かしんで思い出すこと。
亡くなった人との間柄によって、期間が決まっていましたが、近頃では、間柄に関係なく1年間を喪中と考えるようになってきています。
ただ喪中期間であっても、行動は制限されないため初詣に行ってもかまいません!
もし、神社に行く場合は、地域にちなんだ信仰があったり、風習や宗派による考え方の違いがあるので、前もって確認することをおすすめします。
あれ?喪中の場合、初詣に行けないのではって、疑問を感じた人もいるのではないでしょうか?
初詣が制限されるのは、喪中期間と言うよりは、むしろ忌中期間の方です。
では、忌中とは何でしょうか?
忌中とは、亡くなった人の身内の人たちが喪に服す期間を言います。
※喪に服す:一定の期間、故人のあの世での幸せを祈って慎ましい生活を続けること。
忌中期間は、諸説いろいろあるようですが、一般的には、49日間(神道では、50日間)、外出や社交的な行動を避けて慎んで生活をします。
ただ、現在では、外出までは制限されていませんが、お祝い事や賑やかなことを控えるとされているようです。
したがって、喪中期間を気にするよりも、むしろ忌中期間をしっかり確認して、注意することの方が大事です。
私は、今まで喪中期間の初詣は、行っちゃいけないと思っていたので、制限はあるものの行っても構わないと知り、大変驚きました。
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お寺への参拝はOK?
お寺への参拝は、行っても大丈夫なの?と言う質問に答える前に神社とお寺の死に対する考え方を知っておきましょう。
・神社にとっての死は、穢れ(けがれ)を意味し、身内に亡くなった人がいる場合は、聖域である鳥居内に入ることを禁じられているようです。
※穢れ:内面的な汚れのことで、死や血、悪い行いを指し、身内の死により悲しみで気力がなくなっている状態を言います。
・お寺は、死を穢れと言う考え方がありません。
という訳でお寺への参拝は行っても構いません!!
むしろ、身内が亡くなった場合、お寺で手を合わせて、あの世での幸せをお祈りする方が良いとされています。
お寺への初詣は行っても構わないのですが、神社ヘの初詣は、制限があり、ちょっと行きづらい気がするので、喪中期間中は、無難にお寺の方へ行くようにしましょう。
その他お正月にやってはいけないことは?
喪中期間にお正月の初詣は、ある程度の制限はあるものの行っても構わないと書いてきましたが、それでは、お正月にやってはいけないことを4つ書いておきます。
1、年賀状は、受け取ることは問題ありませんが、出す場合は制限があるようです。
「あけおめ!」、「謹賀新年」などの新年のお祝いの言葉を避けて、「年始状」、「喪中見舞い」としましょう。
2、正月飾り(門松、しめ縄など)、鏡餅などの飾り付け、お正月料理やお屠蘇(おとそ)でのお祝いは避けるようにします。
3、お年玉は、ぜひ子供たちにあげて下さい。
ただ、「お年玉」と言うのではなく、お小遣いなどちょっと言い方を工夫して、あげるようにしましょう。
4、お正月前ですが、お正月の準備やカウントダウンは、控えるべきです。
まとめ
「喪中の場合は、いつまで初詣はNGなの?」にお答えできたでしょうか?難しい言葉や表現があリ、理解しづらい点もあったと思います。
もし、これからの生活で喪中期間になった時や状態の時に少しでも役立ててもらえたらとてもうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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