夏によく食べる食べ物と言えばスイカですよね。
スイカは水分補給するにもよい食べ物だとされています。
赤い実に黒い種がついているのが一般的ですが、実は種なしのスイカがあることをご存知ですか。
種なしスイカがあれば、種をいちいちとらなくて済むし、スイカをガブリと思いっきり食べることもできます。
しかし、種なしスイカがスーパーなどに売っているのはあまり見たことがありませんよね。
せっかくの種なしスイカはどうして売られていないのか。
そもそもどうやって作るのか、気になる方もいらっしゃるはず!
今回はそんな種なしスイカの作り方や帰る場所、あまり売っていない理由を簡単にご説明します。
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種なしスイカの作り方は?
多くの植物は2つに染色体を組み合わせて作られています。それはスイカも同様です。
しかし、スイカの芽が出たころに『コルヒチン』という物質を使うと、4つの染色体が作られます。
そのスイカに通常のスイカを受粉させると3つの染色体をもつスイカが生まれます。
そして、そのスイカを育ててできるのが種なしスイカです。
どうして種がないのかというと、3つの染色体をもつスイカは子孫を残すための種を残すことができないからです。
普通なら種子ができるための分裂(=減数分裂)を行えるのですが3つの染色体ではできないようになっています。
なので、種なしスイカというのは1代で終わっていまいます。
スーパーで売ってない理由は有害だから?
種なしスイカがあれば売れると思うのですが、スーパーなどで見かけることはほとんどありません。
その理由が種なしスイカをつくるときに使われる『コルヒチン』が有害だからというのがあります。
たしかに扱いを間違えると様々な症状を引き起こしてしまいます。
最悪、死に至る可能性もあるそうです。
しかし、『コルヒチン』は痛風の治療薬などの医薬品などに使用されています。
昔から薬として使用されてきましたので、必ずしも有害というわけではありません。
また種なしスイカを作るときには、副作用などの症状が起こさないようにきちんと考えて作るのが常識です。
なので、種なしスイカがあまり売られていないのは有害だからという理由ではありません。
ただ、作るのに時間と労力がかかってしまうことが問題なのです。
通常よりも時間がかかるのはもちろん、子孫が残せないので、大量に作れません。
生産性が低いので、種なしスイカはスーパーなどではあまり売られていないのです。
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韓国産が人気ってホント?
しかし、やっぱり種なしスイカの方がいいというのがあるようです。日本では生産性が低いことからあまり作られていませんが、韓国では種なしスイカが作られています。
そのため、韓国からの種なしスイカの輸入が増えているそうです。
今年上半期には韓国産の種なしスイカの輸入量が前年よりも2,3倍も増えたことがわかりました。
今後も輸入は増える見込みで、やはり種なしスイカは人気だということがわかります。
買える場所はどこ?
では種なしスイカはどこで買うことができるのか。
実はスーパーなどではあまり売られていませんが、ネット通販では売られていることが多いようです。
個人で種なしスイカを販売しているところや楽天市場などの大きなサイトでも種なしスイカを購入することが可能です。
1玉3000円以上しますので、値段をよく考えてから買いましょう。
一度くらい食べてみるのもありかもしれませんね!
まとめ
スイカには種なしスイカがあり、コルヒチンという薬剤を使って作ることができます。有害といわれていますが、基本的に害はありません。
日本では生産性が低いため、あまり作られていませんが、種なしスイカは人気なので韓国産の輸入品が流通しています。
日本でもネットで購入できる種なしスイカがあるので買って食べてみてはいかがでしょうか。
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