綱引きと言えば運動会の中でも定番の競技で、この競技を知らない人はいないのではないかと思われるほど日本人にとっては馴染みの深い競技です。
多くの方に愛されている綱引きですが、古代から豊作祈願や争いごとの鎮圧、領土の拡張などを願う儀式や信仰から始まったと言われています。
こんなに古くから神事や伝統行事として綱引きがあったとは驚きですが、今も形態を変えながら日本だけでなく世界のあちらこちらでも受け継がれているようですね。
そんな、歴史のある綱引きですが、ルールはいたって簡単!
よーいドンで、チーム一丸となって綱を引くだけ!・・・と、言うのは簡単ですが、
どうやればチーム一丸になれるのか、どうすれば力が出し易いのか・・・
やはり必勝法はあるようですね。
今回は、綱引きに関するいろいろな必勝法をお伝えしたいと思います。
画像出典:http://tsunahiki.net/
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綱引き必勝法~並び方と握り方~
綱引きに勝つためには、体格がよくて体重が重い人を集めれば良いと思われるでしょうが、実はそれだけではないようです。
もちろん、体重が重ければ有利なのは間違いないですが、
両チームの体重の差が100kg以下なら、並び方や姿勢、綱の握り方を変えることで体重の軽いチームも勝つ可能性が高くなるというのですから驚きですね。
それでは、正しい並び方と綱の握り方をお伝えします。
◆並び方と立ち位置
◇先頭から身長の高い人順に並び、最後は体格の良い体重の重い人にする
これは、身長差による力の分散を避けるために、この並び方がベストだと言われています。そうすると、最後の人は身長の低い軽い人になってしまいますが、それは避けて最後尾はドッシリとした体格かつ重量のある人が良いのだそうです。
◇利き腕が右の人は綱の左側、左の人は綱の右側に立つ
右利きと左利きでは綱の握り方も違いますので、利き腕に合わせて力が出し易いように立つ位置も変わってきます。◇男女交互になるように並ぶ
男女混合のチームの場合は、やはり男女の力の差を考慮し、できるだけ男女交互に並んだ方が綱全体の力のバランスが良いようですよ。◇先頭から最後尾まで等間隔に1.1m~1.3m空けて並ぶ
間隔をバラバラにして並ぶと綱が曲がって力が分散し、力が綱にうまく伝わらなくなるそうです。また、1.1mも開けられない場合は、綱の最後を2mほど残した状態で、全員等間隔で並んでくださいね。
◆綱の握り方
◇右利きの人は左手が前で右手が後ろ、左利きの人は右手が前で左手が後ろで握る
これが基本的な綱引きの綱の握り方で、左右の手をくっつけて間隔を空けないのがポイントです。しかし、どうしてもこの握り方では力が出ないという方は、自分スタイルでもOKですよ。
◇軍手などははめない
軍手などをはめると握力が落ちてしまうことがあるそうですので、素手で綱を握ることをお勧めします。◇両手は内側に絞るように引く
実際に引いてみるとわかりやすいですが、両手を内側に絞るように握ると、しっかりと力が入っていくのだそうです。◇綱を脇でしっかりはさむ
綱を利き腕の脇に挟んで体と腕をしっかりと綱に密着させると、うまく綱に力が伝わって強く綱を引くことができるようです。綱引き必勝法~どうやって引っ張ればいい?~
綱引きの並び方や握り方は、もうわかりましたか?
次は、正しいフォームなど、綱の引っ張り方についてお伝えします。
◇体を正面に向け、40度~60度後ろに傾ける
腰は曲げたりしないで、まっすぐ!胸を斜め上に向けて突き出す感じです。
そして、競技の途中で絶対に起き上がらないのがポイントです。
◇視線も空を見上げるように斜め上を見る
視線を上げると、体重が自然と後ろにかかるので綱に力が伝わりやすいです。◇足は肩幅くらいに開く
足は肩幅くらい開き、つま先が外向きになる逆ハの字ようなガニ股にすると滑りにくく力が入れやすいようです。スポンサードリンク
おすすめの掛け声は?
どのスポーツもそうですが、士気を高めたり仲間との意思の疎通を図るのに、『声を出す』ということはとても重要ですよね。しかし、それだけではなく、力の限りを尽くすようなときに声を出すのは、とても有効な方法なのだそうです。
これは、声を出すことによってアドレナリンが分泌され、交感神経が興奮状態となって、まさに戦闘モードにスイッチが入ったかのように力が出ると言われています。
そのせいか、綱引きには掛け声があり、「1、2、1、2」や「オーエス、オーエス」「よいしょ、よいしょ」など、チームによっていろいろのようです。
以前行われた掛け声のアンケート調査では、掛け声の順位は以下のようになっていました。
1位 オーエス オーエス
2位 よーいしょ よーいしょ
3位 せーの せーの
4位 わっしょい わっしょい
5位 いち、い いち、に
大きな声で掛け声を出すのは、とても大切な綱引きのコツのひとつですが、掛け声が揃わずバラバラだと効果が半減してしまうそうですので気を付けてくださいね。
チームが一丸となって力を合わせるためにも、チームで言いやすい掛け声を選び、リズムに合わせて声をそろえることが重要なポイントのようです。
まとめ
一本の綱を、左右に分かれたチームが引っ張り合うという単純な競技ですが、並び方や綱の握り方、立ち位置などなど、思いの外奥が深く驚くことが多かったですね。もしも、綱引き大会に参加することがあるなら、力任せに適当に引っ張るのではなく、
今回ご紹介したことを参考にされて、チーム一丸となって勝利を勝ち取ってくださいね。
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