お正月の風物詩でもある箱根駅伝。
テレビの前で手に汗握りながら、懸命に走る学生の姿を見ているのではないでしょうか。
学生長距離界最大の駅伝競走とも言われる箱根駅伝は、毎年多くの人に感動と涙と熱い気持ちを届けてくれています。
そんな箱根駅伝なのですが、たびたび無念の繰り上げスタートなどの複雑な言葉を耳にすることがありますよね。
何となくは分かるけども、しっかりそのルールを説明できるという人も少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、箱根駅伝の繰り上げスタートルールや意味、往路と復路での違いなどについてまとめていきたいと思います。
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箱根駅伝の繰り上げスタートルールについて
箱根駅伝の繰り上げスタートルールは、トップとのタイム差が一定以上開いた際に、タスキを繋いでいなくても次のランナーをスタートさせるというものです。繰り上げスタートとなった場合は、専用のタスキが次のランナーに渡され、それを持って走り出していくという形になります。
つまり、繰り上げスタートとなった時は、学校のタスキを繋げられなくなるため、選手たちにとって、何とも言えない悔しさに襲われることでしょう。
練習を積み重ね、それぞれ覚悟を持って臨んでいるため、自分の学校のタスキは、仲間の想いが詰まった大切なもの。
それを次のランナーに繋げられないというのは、悔しいことで、そういったこともあって、無念の繰り上げスタートというふうに形用しているのです。
詳しいルールについては、往路と復路で違うのでこの後にまとめてありますのでぜひ読んでみてください。
箱根駅伝の繰り上げスタートルールの意味
箱根駅伝の繰り上げスタートルールを実施する意味は、交通規制のためです。箱根駅伝を行う時は、数時間前から会場設営が行われて、選手達が走る1時間前くらいには交通規制がかかります。
元々車通りが多い場所を走るわけですから、長時間交通規制がかかってしまうと、困る人も大勢います。
そういった道路事情を考慮した上で、繰り上げスタートルールが採用されています。
もう一つ、理由があるとすれば、テレビ側で視聴者に対しての見せ場を増やすためだとも言われています。
順位以外にもタスキが繋がるか繋がらないかというのは、一種の注目ポイントです。
そういった意味でも、繰り上げスタートルールが採用されているのではないかと噂されています。
私個人としましては、一般の道路で行うからこそ、注目が集まり、より熱狂できるという考えです。
選手たちにとっても、色々な想いを胸に走れるのかなと感じます。
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箱根駅伝の往路と復路の違い
箱根駅伝の往路と復路では、コースや距離が微妙に違ってきます。往路は107.5km、復路は109.6kmで、微妙に行きより帰りの方が距離が長いです。
往路と復路で小田原中継所の場所が違ったり、最初大手町から鶴見に行く1区では、日比谷銀座付近を走るのに対して、10区では西新橋から日本橋を経由するルートになっていたりします。
こういった微妙な違いから、距離に違いがでてきており、ただ同じ道を往復するだけの単調なコースではなくなっています。
わざわざ中継所の場所を変える必要などあるのかといった疑問もありますが、その日ごとに使える場所と使えない場所があるのかもしれませんね。
往復の関係上、立ち寄りやすい向きというのもあるような気もしますので、そういう関係上、場所を変えた方が選手達の目に入りやすいなどの利点があるのかもしれません。
調べれば調べるほど、箱根駅伝は奥が深いですね。
繰り上げスタートについても往路と復路ではルールに違いがあります。
繰り上げスタートのルールとしてはトップとのタイム差が一定以上開いた際と先ほど明記しましたが詳細には以下のようになっています。
・往路での繰り上げスタートのルール
1 鶴見・戸塚の中継所(第2区)で10分以上の差がついた場合
2 平塚・小田原の中継所(第4区)で20分以上の差がついた場合
3 5区(往路最後の区)を走り終えたタイムで10分以上差がついた場合
※この場合は6区(復路最初の区)開始時にトップから10分遅れでスタートすることになっています
・復路での繰り上げスタートのルール
1 各中継所で20分以上差がついた場合
ちなみに2017年の箱根駅伝では一部コースが変更となりましたが繰り上げスタートについては変更がないようです。
変更したコースについては【2017】箱根駅伝おすすめ応援場所は?変更コースについてもをチェック!
それぞれ往路と復路は少しずつ違うルートになりますが、そんなときにどこで応援したらいいかというのも迷いますよね。
箱根駅伝のおすすめな応援場所については【2017】箱根駅伝おすすめ応援場所は?変更コースについてもでまとめてありますのでこちらもどうぞ!
まとめ
今年も箱根駅伝まで後わずか数日となりました。箱根駅伝は、毎年お正月にテレビなどでも放送されるほど、注目度の高いイベントです。
選手達が懸命にタスキを繋いでいく姿なんて、胸が熱くなりますよね。
お正月にはやることが一杯あるとは思いますが、しっかり準備をして、観戦しましょう。
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