【台風2016】台風１号はいつくる？来ない理由は異常気象？

日本の夏に毎年やってくるもの、それは台風です。

毎年毎年とやってくる台風で洪水被害や土砂災害に巻き込まれることは少なくありません。

では今年、2016年の台風はどうるのかというと実はまだ台風1号が来ていないんです。

毎年この時期にはとっくに来ている筈です。

しかし、まだ台風が一つも発生していません。一体どういうことなのか調べてみました。

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2016年はまだ台風が来ていない！

6月ともなれば台風が一つくらい日本に来ているのが当たり前なのですが、今年は来るどころかまだ台風が一つも発生していません。

これは観測史上では4番目に遅い記録になっています。

1番遅かったのは1998年の7月19日、2番目は1973年7月2日、3番目は1983年6月25日となっています。

一番遅かったら7月の下旬くらいまでない可能性がありますね。

現在、6月17日だと4番目ですが、このままいくと6月25日を過ぎて3番目に順位が上がります。

2015年と比較してみた？

ちなみに去年、2015年はどうだったのかというと、

1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月	合計
1	1	2	1	2	2	3	4	５	4	1	1	27

なんと1月にはすでに台風1号が発生していました。

それから、毎月のように台風が発生しています。

月に1つ以上の台風が発生しており、これは1951年の観測史上初めてのことです。

さらに言うと、台風は2014年の6月から19か月連続で発生しています。

これだけ長く台風が発生するのは珍しいようです。

また、2015年の台風は同時期に複数の台風が発生するものが多かったです。

そのおかげで、台風が長期にわたって日本に留まり、被害が大きくなりました。

来ない理由は異常気象が原因？

2015年は台風が毎月のように発生したのはエルニーニョ現象が原因です。最近ではよく聞く気象用語ですね。

エルニーニョ現象とは南米付近沿岸（太平洋の東側）の海水温度が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。

海水温が高いと、日本では台風などの温帯低気圧が発生しやすくなります。

台風が発生しにくい1月～3月にかけても海水温度が高かったので、台風が発生しやすい環境を作ってしまったのが原因ようです。

しかし、毎月のように台風が来ていたのに2016年の6月現在なぜ台風が発生していないのか。

それはエルニーニョ現象が終息したのが原因でした。

今年の春からエルニーニョ現象が終息し、海水温度が平年程度になっています。

そのおかげで、台風が発生しにくい状態になっているのです。

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台風1号はいつくるの？

では今年の台風第1号はいつくるのか。

エルニーニョ現象が終息すると、台風の発生が遅くなる傾向にあるのです。

しかし、毎年発生する台風の数には変わりはないので、まとまってくるのではないかと予想されています。

そのため、台風が一番よく発生する季節、7月から9月にかけて集中して現れると考えられています。

なので、台風1号は7月の初旬ごろに発生するのではないかと予想しています。

台風が来ないことで懸念されることは？

台風が来ないということで、今年の夏は水不足になってしまうのではないかという懸念の声があがっています。

というよりかは、既に水不足になってきているので節水を心がける必要がありそうです。

例年、「今年は冷夏らしいよ」なんて情報が出回っていますが2016年は猛暑の見込み。

関東も梅雨に入りましたが、思っているほど雨が降っていないので既にダムの貯水量はほとんど増えずかなり厳しい状況にあります。

6月19日時点で関東の貯水率は38.7％と非常に低い数値となっています。

前年は同日で67％を記録しているので単純に昨年の半分の量ということになりますね。

目先１週間の天気を見ても、貯水量の回復が見込めないとのことでネット上でも今後の水不足を心配する声が多々上がっています。

関東甲信越は梅雨期にもかかわらず、深刻な水不足となっています。節水は防災と同様に一人一人の意識的な心掛けが重要です。例えば、洗顔時に水を出しっぱなしにしない、浴槽の残り湯を洗濯に使用するなど、節水のためにできることをしてみましょう。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2016年6月20日