雛人形を処分する方法と時期!供養の費用はいくらが相場?



たくさんの人の思いや気持ちが入っているといわれている雛人形を処分しなければならないとき、供養しなければならないというのは本当なのでしょうか?

またその処分はどのような方法でいつの時期にするのか悩んでしまいませんか?

雛人形は大きさもあることと、その思い入れの深さから処分に困る方が沢山いると思います。

お人形ですから、むやみに捨てる!なんてことはそう簡単に出来ないですよね。

 

今回は雛人形の処分の方法や時期、そのときにかかる費用までをまとめてみました。

ぜひ参考にして、雛人形との素敵な別れにつなげて頂けたら嬉しいです!

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雛人形ってどこからやってきたの?由来は?



雛人形の由来は遠い昔、平安時代に遡るといわれています。

最初は飾るのではなく、「流し雛」という厄払いの1つとして行われていた行事でした。

 

上巳の節句(のちに3月3日に定められる)厄を払い幸せを願うための人形だったんですね。

 

 

またもう一つの由来には貴族階級の女児が遊んでいた紙の人形の「おままごと」の「おひな遊び」とが合わさって生まれたともいわれています。

その後、江戸時代になると人形の技術も発展し、紙(流し雛)ではなく今の雛人形に近づいた人形になったといわれています。

そしてこの頃から雛人形は流すのではなく飾るという行事に変わっていったんですね。

つまり、現在の雛人形を飾るという行事は江戸時代からの長い歴史があったということなんです。

 

因みに、3月3日に雛人形を飾るだけでなく桃の節句として桃の花を添えるようになったのは、ちょうど桃の花が咲くので一緒に飾るといわれています。

 

 

雛人形を処分する方法や時期は?

一般的にいわれている雛人形の処分の方法は大きく分けて4つあります。

 

①人形を年に一度、ひな祭りのイベントに寄贈する方法

②人形供養祭に出す方法

③神社に供養してもらい処分する方法

④人に譲り渡す

 

一つ一つその方法を掘り下げていきますね!

①人形を年に一度、ひな祭りのイベントに寄贈する方法

これは毎年開催される「ビッグひな祭り」というイベントにおうちで出番のなくなった雛人形を寄贈するというものです。



動画を見てもらっても分かる通り、ものすごい雛人形の数!!

このイベントは、日本全国から集まった雛人形を巨大な雛段に飾ると言うお祭りです。

ポイントなのは、ここで並べられている雛人形はみんな使われなくなった雛人形で供養も兼ねてこのお祭りで日の目を浴びているということです。

家で飾る機会がなくなった雛人形がこんなふうに多くの人の目に触れるのは非常に嬉しいことですよね!

このイベントを開催しているのは全国でもこれだけありました!

徳島県勝浦群勝浦町(元祖ビッグひな祭り)

千葉県勝浦市(ビッグひな祭り)

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町(南紀勝浦ひなめぐり)

埼玉県鴻巣市(鴻びっくりひな祭り)

毎年2月下旬から長くて4月までと長期にわたって展示されています。

こちらに寄贈する場合は供養料として5000円ほどかかりますが、住宅事情や人形の老朽化でどうしても処分しなければならないのは仕方のないことなので利用してみるのも良いかもしれません。

 

 

②人形供養祭に出す方法

 

民間の葬儀会社が行っている人形供養祭に出すのも方法の一つです。

お近くの葬儀所で人形供養祭があるかどうかを調べてもらう必要はありますが、近くの場所に自ら運べるというのは利点の一つかもしれません。

 

 

③神社に供養してもらい処分する方法

これが最も一般的かもしれませんが、近くの神社で人形の供養をしてもらうという方法です。

こちらの方法の供養費用については次の段落でご説明しますね!

 

 

④人に譲り渡す・売る

最後に人に譲り渡す、もしくは売却するという方法です。

譲り渡すのであれば、近所の保育園・幼稚園、もしくは老人ホームなどがオススメです。

知人への譲り渡しもできますが、やはり雛人形は縁起物。

たった1人の女の子の身代わりになるものなので、別の女の子の身代わりになることはできないので譲り受けることをためらう方が多いようです。

なので誰かのものになるのではなく、みんなが楽しめるものになるのであれば譲り渡すのも気が引けずオススメができそうです。

 

 

最後に、もし自分のために飾っていた雛人形をお嫁に行った先で引き継ぐことができるのなら、一緒にお嫁入りすることだって可能なんです。
本当に処分(捨ててしまう)する前にぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?

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処分したい雛人形の供養費用とは?



雛人形を始め人形の供養をする場合だいたいは各神社で行事の一環であったり、行事以外でも受付が可能な場合が多いです。

その場合の費用は、神社さんによってまちまちな部分があるため問い合わせるのが一番ですが、相場と言われている料金はミカン箱1箱で2000円~3000円前後。

 

神社によっては郵送などでも受付けてくれるので、送料を入れて5000円あれば供養・処分してくれます。

また、処分ではなく各地の雛祭りイベントに寄贈する場合は料金がかからない場合がほとんどですが、寄贈する雛人形の扱いをちゃんとしてくれるかどうかの確認だけはしておきましょう。(まれに捨てられる場合も考えられます)

 

 

雛人形を処分・供養するのに最適な時期はいつ?

ここまで雛人形の処分・供養についてまとめてきましたが、最適な処分の時期はいつなのでしょうか。

供養する場合は、神社の供養のスケジュールなどに沿ってお願いすることになるので特に最適な時期などはありません。

ですが寄贈・寄付する場合は12月~1月頃から相手先を見つけておく必要がありそうですね。

雛人形の市場が活発になるのは12月末~1月なので、その時期になると雛人形を意識する方も増えてきます。

 

またひな祭りイベントに寄贈する場合は、その募集の時期もしっかりと調べておいてくださいね!

チャンスを逃すとまた来年になってしまうかもしれません!

 

 

まとめ

雛人形は、年に一度女の子が生まれてきたお祝いをする行事として飾られますが、女の子の健やかな成長が終わってしまうと処分をしなければと考えてします。
しかし、処分をする前に考えてほしいのは引き取ってくれる場所があるのではないか?(実家や嫁ぎ先、イベント)

ということをまず考えてほしいなと思います。

 

雛人形自体、大人になっても飾っていけないという理由はないのでできればずっと飾ってあげたいなと思うのですが、いかがでしょうか?

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