【しつけで置き去り】事件の真相と正しいしつけの論争まとめ



5月28日に北海道で小学校2年生の息子を、父親がしつけのために山に置き去りにするという事件が発生しました。

その後息子は行方不明、5日経過した今日も自衛隊と消防による懸命の捜索が続いています。

 

今回物議をかもした「しつけの為に置き去り」にしたという事実に対して、各方面から

「正しいしつけとはなんなのか」

「どこまでがしつけとしてやっていい限度なのか」

など様々な議論が交わされています。

 

今回の一件の概要と隠された真相、そして教育やしつけの為にどこまで子供に仕打ちを与えるべきなのか、その意見を調べてみました。

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置き去り事件の概要

今回起きた事件は、北海道亀田郡七飯町東大沼の山林に家族がドライブに出かけた帰りにおきました。

5月28日土曜日の夕方、小学2年生の息子が他人の車に石を投げる、または棒で叩くなどの行為をすることに対して父親が叱ったのですが、男児は無視して反省する素ぶりを見せませんでした。

 

全く言うことを聞かない為、父親が山道にて息子を車で置き去りにし、そのまま車で走り去りました。

しかし一度目は直ぐに男児が泣きながら車に追いついてきたので、もう一度その場に息子を降ろします。

そしてその場を車で離れ、5分ほどしてから父親が徒歩で500m程戻り息子を迎えに行ったのですが、もうすでに息子の姿はありませんでした。

ちなみにこの2回目に降ろした際は、走り去る車を茫然と眺めていたそうです。

 

そして、事件発生から6日目となる6月2日現在も200人を超える自衛隊と消防による捜索が継続していますが、まだ男児は見つかっていません。

 

 

事件の真相は?

6日経っても男児が発見されないことから、今回の件について様々な憶測が飛び交っています。

 

最初に捜索を両親が依頼した際、「山菜採りの最中に息子を見失った」と発言していた父親。

しかしながらその次の日に実は「しつけで置き去り」にしたことを明らかにしています。

 

嘘をついてしまった理由は「世間体を気にしてしまった」とのこと。

また「虐待を疑われるのではないか」という理由もありました。

しかしながら、この嘘の発言をしたことがさらにこの父親に対しての不信感を高めてしまう結果となりました。

 

実際にこの嘘の証言をしていたことで約2日間、捜索隊は山菜とりの際によくある「足を滑らせる」ということを懸念して捜索場所を決定し捜索を進めていたわけですが、

証言が一変したことで山道近辺を中心にした捜索に変わったのです。

この約2日間のロスが、今回6日経過した今でも見つからない理由になってしまっているのではないかと考えられますよね。

 

しかしながら、現在捜索範囲を15km圏内まで広げても見つからない。

まるで神隠しにでもあったような、そんな様子さえうかがえますよね。

 

この事件の真相は「まだ両親が告白していないことがあるのではないか」、そんなことを自然と思い浮かべてしまうほどです。

 

罪に問われる可能性は?



しつけで山に子供を置きざりにするという行為自体は、そもそも法的に罪に問われるのでしょうか?

ここで出てくるのが保護責任者遺棄罪という罪。

内容は以下の通りです。

幼年者を保護する責任のある人が、幼年者を遺棄した場合、3カ月以上5年以下の懲役にあたる罪となります。

遺棄の結果、幼年者が死傷した場合、さらに重く処罰されることになります(傷害の場合3カ月以上15年以下の懲役、死亡の場合3年以上20年以下の懲役)。

弁護士ドットコムより

つまり今回の場合は、「ちょっと暗い山の中に一人にして、もう車に石を投げるのをやめさせよう」という趣旨だった今回の行為が

れっきとした罪になってしまう可能性があるということです。

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様々な賛否の声

 

今回の事件を基に考えさせられるのは「しつけでどこまで子供に罰を与えていいのか」ということなのではないでしょうか。

ネット上でも、ニュースでも日々この論点で話が展開していますよね。

「これは悪いしつけの見本だ」

「こんなことをする親をしつけほうがよっぽどいいのでは?」


と厳しい声が出る反面、

「子供にたいして頭にくる気持ちはわかる」

「お父さんを責める気持ちにはなれない」



と親だからこそ、親ならではの苦しみを理解するコメントなどが寄せられています。

 

当人も今回の件が親の怒りに任せた勝手な行動であったのであれば、心から反省するべきなのではないかと思ってしまいます。

自分のすべてを包んでくれる両親が運転する、いつも自分が乗っている車が真っ暗の山の中に一人自分だけをおいて走り去っていく。

その光景を考えただけでも、どれだけの不安と愕然とする気持ち、そして恐怖を体験したことだろうと胸が痛みます。

 

人間ですから、頭にくることももちろんわかりますがその行動の矛先の相手が何も出来ない「こども」であるならばやはりそのしつけによって及ぶ危険性についてよく考えなければいけないですね。

マツコデラックスさんも「しつけは衝動的にやってはいけない」と発言し、多くの方もそれに賛同しているようでした。

 

まとめ

なにはともあれ、真相は日数を重ねれば重ねるほど深まるばかり。

明日くらいにでも、誰か男児を保護していた方に連れられて元気な姿で現れてくれるなんてオチを期待しています。

とにかく無事を心からお祈りしています。

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